ドルフィードリーム(DD)アイホールクローズを開眼する


はじめにお読みください




ドルフィードリーム(DD)のアイホールオープンを買いに行ったのにアイホールクローズしかなかった、という経験があります。

予約してまた行くのも面倒なので私はこんな時にはクローズを買って自分でアイホールを開けます。

オビツ系の1/3ドールヘッドにもアイホールの開いていないタイプがありますので、それらを入れ目にしたいときは自分で開けるしかありません(中には開頭が必要なものもあります)。






DD-09ヘッド

これを目当てに秋葉原ショールームへ行ったものの品切れ、

あとで通販しようと予約せずに帰ったら店舗限定で通販での扱いはなし。

次に行ったらクローズのみがあったので仕方なくこれを買いました。

発売されてまだ間がないヘッド、人気のあるヘッドは予約しないと買うのは難しいです。

入荷しても予約の人数が多いと順番がなかなか巡って来ないことも。

早く欲しい時はより人気のあるアイホールオープンよりクローズを予約した方が入手しやすいかもしれません。


ショールームで聞いてみるといいでしょう。





失敗しない開眼のコツはズバリ

「切り取る部分以外にナイフの刃を当てない」

至極当たり前のことですがこれに尽きます。








切り取る部分以外にナイフの刃が当たらないようにするにはナイフの刃を動かさないこと。

モールドの溝に沿ってデザインナイフの刃を突き刺します。

刃を動かして切るようなことはせずにただ突き刺すだけ。

刺しにくいとき小刻みにナイフを動かすくらいなら大丈夫。





溝に刃を突き刺しては抜き、場所をずらしてまた突き刺しては抜き、少しずつ切っていきます。





この際、取り去る側(アイ部分)になるべく刃を密着させるようにし、残す側(目の回りの部分)には刃が触れないように注意します。

このやり方なら、手が滑って余計な傷を付けてしまう失敗が少ないんじゃないかと思います。

刃先に気を取られて刃の後ろの方でアイホールの縁を傷付けてしまうことのないよう気を付けながら行いましょう。






切り取れました。

モールドが深いので表はそのままできれいです。

あとは裏側を処理します。






裏からアイホールをアイベベラー(※)で削ります。

画像は22mmを使用。

そのままでは簡単に削れるものではないのでヤスリ部分にVカラーシンナーを付けます。

Vカラーシンナーを付けるとソフビが溶けて削りやすくなります。

ただし付いた部分はテカテカになってしまいますので余計なところに付けてしまわないよう注意しましょう。

また使用の際には換気をしましょう。



Vカラーシンナーの入手は通販頼みの人も多いのではないでしょうか。

私もうっかり切らしてしまい近場の模型屋さんを4軒ほど回ってみたのですが、扱っているところはありませんでした。

調べてみたらヨドバシドットコムで扱っていました。

送料無料なのでおススメです。






片側だけ削り終えた状態。

このように裏側はアイベベラーで削るだけで大丈夫。






両目とも削れました。

これでメイクに入れます。




アイホールの裏を手で削るのはなかなかしんどいのでこんな風にしてみました。
人様のブログで見たのでマネ。




有り物の電気ドリルに取っ手を削ったアイベベラーを装着。
アイホール削りがラクになりました。






※アイベベラーというのはアイホールを整えるためのヤスリのこと。

ボークスではアイサイザーという名称で売られています。

アイサイザーというのは本来アイホールのサイズを測るためのもの。

おそらくボークスの通販が一番入手しやすいだろうと思います。

これだけだと送料がかなり高く感じてしまうのでヘッドなどを買うついでに一緒に頼んでみてはいかがでしょうか。